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事例解説Case Comment

荷物が多くて生活しづらい方の援助

 自宅内はあるくのがやっとの状態で荷物があふれていた。70代男性。離婚歴あり、元教員。
健康状態の悪化(*1)糖尿病の管理(*2)もできずにいる。
どのような状態だったのか? (*1)
便秘と肩痛があり、血糖コントロールが出来ず、心不全のため少しの階段昇降でも息が切れ休み休みの状態。このため外出も控え寝ていることが増えている。内服やインシュリン注射忘れなど医師の処方があまり守れていなかった。加えて自身の思い込みで、健康食品やサプリメントを大量に買いそれを飲んで自己判断が目立っていた。
糖尿病の管理とは?(*2)
食事は偏ったものが多くカップ麺と菓子が大量に見つかる。内服もあちこちにあり、服薬の飲み忘れにより内服が余っている。インシュリンの自己注射も曖昧でインシュリン注射液も余っている。
 まず訪問看護師に入ってもらい生活環境と便秘対策(*3)を主にしてもらう。
便秘対策の内容は? (*3)
本人から便が出ないと電話で改善の依頼があり、緊急対応で浣腸や摘便の処置がなされた。毎回このような状態では本人も大変なので、訪問看護師さんが定期受診に付き添い排便状態を主治医に話し、下剤の追加がされるとともに、飲水の促しがされた。
 訪問看護師が屋内の整頓を勧め、徐々に本人に変化見られる(*4)
どのような変化がみられたのか? (*4)
当初は掃除に同意をしていたが、奥内にある家財や品物を捨てることにかなりの抵抗があり、なかなか捨てることに同意が得られなかった。しかし、少しずつ屋内が整理されていくと、それまで捨てることに抵抗していた姿勢が変わり捨てることへの抵抗が減ってきた。また、台所が使えるようになってくると、カップ麺などの偏った食事が改善され台所も使うようになり、間食の量も減った。
そのうちに冷蔵庫から悪臭があり、ケアマネも介入して部屋の片づけ始まる。
大量のごみは金沢市の多量ゴミ制度(*5)を利用し、
多量ゴミの処分はどのようにするのか? (*5)
金沢市の戸別収集受付センター(076-221-0530)に申し込み集配の日を決めます。その日に合わせて道路からすぐ収集できる場所で集配の車が置けるところに多量ゴミを集めておき多量ゴミ券を張り付けておく。収集当日、金沢市の職員が下見調査して多量ゴミの券が貼ってあることを確認し午後に収集に来る。金沢市では一般ごみと木製品以外廃棄品は多量ゴミ扱いになりません。持っていく量は約2トントラック一車分です。多量ゴミのゴミ券はコンビニなどで販売されていますので、9700円で購入します。
私費で金属やペットボトルは有料業者に取りに来てもらい処分(*6)する。
有料ゴミ引き取り業者の段取りは? (*6)
特に金属類は金沢市の多量ゴミではもっていかないので、一般処理会社に連絡する。金額はまず業者に現場を見てもらい見積もりを出してもらい、利用者がお金の支払いに了解をもらい業者と利用者本人の日程を調整し、来る日を決めておく。
合計45,000円で居室空間が広がり、本人も自室で運動する(*7)ようになった。
現在はヘルパーも週3回入り、買い物や掃除が日常的に行われるようになった。
どのような運動をするようになったのか?環境が整理されたからなのか? (*7)
自宅の使われていない部屋の置かれていた運動器具(両足の横方向の開閉運動をする器具)を整理されるまで荷物に覆われていた居間に本人が持ち出し気が付けばそれで運動するようになった。訪問看護師と同伴で散歩も行うようになった。
 

金沢元町在宅医療を考える会事務局金沢元町在宅医療を考える会

介護相談いそべ 
金沢市磯部町ヲ4番地3
  担当:綾 道秋
  TEL 076-205-1752
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